🕳️今回掘るテーマ:「小さなNASでも巨大フォルダーをまるごと同期したい!」
こんにちは、もぐTech編集部です!🐾
今回モグラ先生が挑戦するテーマは…
「小さなNASで超巨大フォルダーをまるごと同期する!」です!
モグラ先生:
「ちっちゃなDS119jだけど、うまく工夫すれば大きな山も掘れるはず!」
それでは、シャベル⛏️を持って一緒に冒険スタート!
1️⃣ DS119jってどんなNAS?スペックをまず掘ろう!
まずは、自分の装備を知るところからスタート!
項目 | 内容 |
---|---|
CPU | Marvell Armada 3700(64bit ARM Cortex-A53) |
RAM | 256MB |
DSMバージョン | 6.2 ~ 7.2 対応 |
モグラ先生:
「RAMが少ないってことは、体力(メモリ)が小さいってことだよ。無理すると倒れちゃうから工夫しよう!」
2️⃣ Resilio Syncをインストールしよう!(初心者向け超ていねい解説)
🪹そもそも「SPKファイル」ってなに?
モグラ先生:
「SPKファイルっていうのは、Synology用のアプリのインストーラーだよ!
スマホのアプリみたいなもんだと思ってOK!」
つまり、Resilio Syncを使うには、
この「インストーラー(SPKファイル)」を先にゲットする必要があるんだね!
📥 SPKファイルをゲットしよう!
【ダウンロードの手順】
- Resilio Syncの公式ページへアクセス
(※公式サイトは安全なリンクから!) - 使っているDSMのバージョンに合わせてファイルを選ぼう!
DSMのバージョン | ダウンロードするファイル |
---|---|
DSM 7.x | resiliosync_armv8-7.0_2.8.1.1390-1.spk |
DSM 6.2 | resiliosync_armv7-6.2_2.8.1.1390-1.spk |
❗注意ポイント
- 間違ったバージョンのファイルを選ぶと、インストールできないよ!
- DS119jはarm64(ARM 64bit)だけど、armv8版で動くよ!
モグラ先生:
「バージョンをよーく確認してね!ここは落とし穴だよ~!」
🖐️ SPKファイルを手動でインストールする方法
【インストール手順】
- Synology DSMにログイン
- パッケージセンターを開く
- 右上の「手動インストール」をクリック
- ダウンロードした
.spk
ファイルを選ぶ - 警告が出たら、「すべての発行元を許可」に一時変更
- インストール完了後、セキュリティ設定を元に戻す
モグラ先生:
「手動インストールって、“自分でアプリを持ち込む”ってことだよ!スマホで野良アプリを入れるのにちょっと似てるね!」
3️⃣ 小さなNASで巨大フォルダーを同期するカスタマイズ術
ここからは、巨大なデータをちゃんと扱うためのテクニックです!
🪹スワップファイルを作成してメモリ不足を防ごう
RAM(体力)が足りないので、仮想メモリ(スワップ)を追加します!
sudo -i
dd if=/dev/zero of=/volume1/@swap/swapfile bs=1M count=1024
mkswap /volume1/@swap/swapfile
swapon /volume1/@swap/swapfile
echo '/volume1/@swap/swapfile none swap sw 0 0' >> /etc/fstab
- これで1GBの予備メモリが追加されます!
モグラ先生:
「スワップは“非常用体力ドリンク”みたいなもの。使いすぎるとスピードが遅くなるから、基本は普通のメモリで動かそう!」
🪹ファイル監視数(inotify)も増やそう!
大量のファイルを監視するために、OS側の制限を広げます!
echo 'fs.inotify.max_user_watches=1048576' >> /etc/sysctl.conf
sysctl -p
- 通常 8192 → 100万ファイルまで拡張!
モグラ先生:
「ファイルが多いと、見張り役(inotify)が足りなくなるんだ!ここも忘れずに!」
🪹Resilio SyncのPower設定を最適化!
「Power user preferences」を開いて、以下の設定を追加しよう!
設定項目 | 推奨値 | 説明 |
---|---|---|
folder_rescan_interval | 21600(6時間) | フォルダー全体を再チェックする間隔 |
config_refresh_interval | 21600 | 設定保存頻度を下げる |
disk_low_priority | true | HDD負荷を軽くする |
lan_encrypt_data | false | LANなら暗号化オフで高速化 |
rate_limit_local_peers | false | ローカル同期の速度制限解除 |
db_compact_period | 43200(12時間) | データベース肥大を防止 |
モグラ先生:
「かんたんに言うと、『無駄な作業を減らして省エネモードにしよう!』ってことだよ!」
4️⃣ 巨大フォルダー同期のコツ
🚩段階的に同期する!
いきなり全部同期しないで、
サブフォルダー単位で少しずつ進めると安全!
モグラ先生:
「一気に掘ると崩れる!小さなトンネルをコツコツ掘ろうね!」
🚩上位マシンで先にインデックスを作成!
高性能なPCで先にインデックスを作って、
DS119jには受信専用モードでデータを流し込もう!
モグラ先生:
「先にパワーショベルで整地して、あとから手作業で仕上げるイメージだね!」
🚩Syncのデータベースを外部に移動する!
Resilio SyncのDBを外部HDDに逃がして、NAS本体を軽くします。
sudo synopkg stop resiliosync
mv /usr/local/resiliosync/var /volume1/resilio_db
ln -s /volume1/resilio_db /usr/local/resiliosync/var
sudo synopkg start resiliosync
5️⃣ 運用時のチェックポイント
free -m
コマンドでメモリチェックtop
コマンドでResilioのメモリ使用量を監視/var/log/messages
でOOM(Out of Memory)エラーを確認
モグラ先生:
「こまめな点検が、NASを長生きさせるコツだよ!」
🏁まとめ:小さなNASでも巨大フォルダー同期できる!
これでDS119jでも
- スワップ拡張
- inotify拡張
- Power設定最適化
- 段階同期 or シード同期
を駆使して、超巨大フォルダーもまるっと安全に同期できちゃいます!
モグラ先生:
「小さなスコップでも、工夫すれば大きな山だって動かせるんだよ!」
次回予告🦴
次回のもぐTechは…
「Syncが突然落ちた!トラブル冒険編」
モグラ先生と一緒に、また掘り進もうね!🐾
(※root権限を使った作業やシステム変更は、必ず自己責任でお願いします!)
もしこの続きを、さらに図解とかイメージイラスト付きバージョンでも作りたいなら言ってくださいね!🎨✨
要望があれば続編も一緒に掘っていきます!掘り進めていい?🐾⛏️