海外からTVer(ティーバー)を視聴する方法(その3)-VPNインストール編

IT

はじめに

「その2」ではOSのインストールまで行いましたね。

今回、実際的にVPNのインストールを行っていきたいと思います。今回もちょっとややこしくなりますが、なるべく丁寧に説明していきますので、頑張って設定していきましょう。

SoftEtherのダウンロード

1.SoftEtherにアクセスします。

2. 下記スナップショットのとおり設定してください。

3.「SoftEther VPN Server・・・」と書かれている部分を右クリックし、「リンクのアドレスをコピー」をクリックします。

4.TeraTermを起動し、Raspberry Piにアクセスしてください。(説明は省略します。分からない方はその2を参照。)

5.ダウンロードして、解凍します。 下記コマンドを1行ずつ順番に実行してください。

wget XXXXXXX # 先ほどコピーしたパスを張り付け
tar zxvf YYYYYYYYY #ダウンロードしたファイル名

SoftEtherのインストール

1. VPNソフトをインストールします。 下記コマンドを1行ずつ順番に実行してください。

cd vpnserver
make
# 色々聞かれるのですべて「1」を押す。

cd ../
sudo mv vpnserver /usr/local/
cd /usr/local/
chmod 700 vpnserver
cd vpnserver
find . -type d -exec chmod 755 {} ¥;
find . -type f -exec chmod 644 {} ¥;
chmod 700 vpncmd vpnserver

2.自動起動設定を行います。

①.ディレクトリを作成します。

sudo mkdir /usr/lib/systemd/system/

②.スクリプトを新規作成します。エディタを起動後、スクリプトを張り付け、保存して終了してください。

sudo nano /usr/lib/systemd/system/vpnserver.service
[Unit]
Description=SoftEther VPN Server
After=network.target

[Service]
Type=forking
ExecStart=/usr/local/vpnserver/vpnserver_start
ExecStop=/usr/local/vpnserver/vpnserver stop
KillMode=process
Restart=on-failure

[Install]
WantedBy=multi-user.target

③.スクリプトを新規作成します。エディタを起動後、スクリプトを張り付け、保存して終了してください。

sudo nano /usr/local/vpnserver/vpnserver_start
#!/bin/bash
/usr/local/vpnserver/vpnserver start

tap=$(/sbin/ifconfig -a| awk '$1 ~ /^tap/ {print $1}')
/sbin/brctl addif br0 $tap

④.権限の変更を行います。

sudo chmod 755 /usr/local/vpnserver/vpnserver_start

自分のIPを調べる

1.Windowsパソコンキーボードより、【Win】ボタン+【R】ボタンを押します。

2.「名前」に「cmd」と入力し、「OK」を選択します。

3.コマンドプロンプトに「ipconfig」と入力します。

4.結果のIPv4アドレスと、デフォルトゲートウェイの欄を参照に以下を決めます。

No項目設定値
1IPアドレス結果が「192.168.0.215」だったら、「192.168.0.」までは一緒です。最後の数字は、適当は2~254までの適当な数字で良いです。
2ネットワークのアドレス結果が「192.168.0.215」だったら、「192.168.0.0」です。
最後に0をつけるだけです。
3ブロードキャストアドレス 結果が「192.168.0.215」だったら、「192.168.0.255」です。
最後に255をつけるだけです。
4ルータアドレス デフォルトゲートウェイ の値と同じです。

ブリッジの作成

1.ブリッジをインストールします。

sudo apt-get install -y bridge-utils

2.IPの設定を行います。

sudo nano /etc/network/interfaces
# loopback
auto lo
iface lo inet loopback

# Ethernet port
auto eth0
iface eth0 inet manual

# Bridge interface
auto br0
iface br0 inet static
address 192.168.xxx.yyy # IPアドレス
netmask 255.255.255.0
network 192.168.xxx.0 # ネットワークアドレス
broadcast 192.168.xxx.255 # ブロードキャストアドレス
gateway 192.168.xxx.zzz # ルータアドレス
bridge_ports eth0

# Wifi interface
auto wlan0
allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet manual
wpa-roam /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
iface default inet dhcp

3.再起動します。

sudo reboot

4.自動起動設定を行います。 下記コマンドを1行ずつ順番に実行してください。

sudo /usr/local/vpnserver/vpnserver start
sudo systemctl enable vpnserver.service

まとめ

本当にお疲れ様でした。大変なのもこれで終わりですね。
次回からは慣れ親しんだWindowsからの操作のみとなります。あともうひと踏ん張りです。

次回はVPNの設定を、Windowより設定ソフトで行っていきます。

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